(以下、天、というのが、持国天です。)
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私「おはようございます。
お名前を教えていただけるでしょうか?」
天「持国天だ」
私「お話させてもらってもよろしいでしょうか?」
天「かまわないよ」
私「私達がいる場所は、生命であふれています。
これは、なぜでしょうか?」
天「皆が集まることによって、より繁栄を極めようとしているんだ。
密集しているところ、そうではないところ、
いろいろあるだろう?
君たちの住まう地は、密集しているところだ。
そこでは、様々な反応が起き、
分裂、戦い、捕食、同盟、様々な関係性が生まれる。
君たち人は、変化が激しい中で、
それを見つめる目を持っている。
その真っ只中に投入されたのだ。
また、自らそのことを望むようにもなっている。
そうでなければ、君たちは退屈するはずだよ。
人は、生命に囲まれることを必要としている存在。
だからこそだよ。」
私「その真っ只中に投入されたのはなぜなのですか?」
天「人を見れば、世界のありようがどうなのかがよくわかる。
人は、神の持つ目とおなじようなものを
自らの中に内包している。
もちろん、普段は錆びついていて、
なかなかそのままのありようでは
見えていないのだけれども。」
私「本日はどうもありがとうございました。」
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