(以下、弁天、というのが、弁才天です。)
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私「おはようございます。
お名前を教えていただけるでしょうか?」
弁天「弁才天よ。」
私「お話をさせて頂いてもよろしいでしょうか?」
弁天「かまわないわよ。
あなたが望む限りに。」
私「人は芸術的な視点で、絵を描くようになりました。
これは、なぜでしょうか?」
弁天「その手が望む様に。
その内側に思い描き、
それを形にする力をもともと人は与えられていた。
その力に、ただ身を任せれば、
人は絵を描くことができる。
人というのは流れゆくもの。
手段さえあれば、人はいかようにも、
自身の中にある、その流れを表現できる。
そう、表現することは、
人のありのままの姿。
だから、当たり前のことなのよ。
それは、あなたが人に語りかけるのと同じ。
文字を打つのと同じ。
そのものが、望む様に体を預けたときに、
絵が生まれる。
それは、人に影響を与えるもので、
だからこそ、芸術、となる。
とても、当たり前のことなのよ。」
私「流れが止まると、何も出てこないような感じになります。」
弁天「もっとゆだねるのよ。
人は皆、その内側に大きな流れを宿している。
そこから、たくさんのものが生み出されるわ。
その力に抵抗しないこと。」
私「本日はどうもありがとうございました。」
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