(以下、事、というのが、事代主神です。)
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私「名前を教えていただけるでしょうか?」
事「事代主神」
私「お話させてもらってもよろしいでしょうか?」
事「かまわぬぞ」
私「山には、神性さや癒しなど様々な力を感じます。
これはなぜでしょうか?」
事「そこには、人々の念が宿る。
神はもともと万物に宿るもの。
人が神と繋がりやすいポイントというのがあろうな。」
私「どんな念が宿っているのでしょうか?」
事「自然に対する、己の矮小さ、自然の偉大さ、
大いなるものを畏れる心じゃ。
大地の持つ振動も、清浄さも、
山では感じやすい。
便利さを追求するあまりに、
遠くなっていったものじゃな。」
私「その土地ごとによっても、
感じるものが違うように思います。
これは、その土地に住まう人の念でしょうか?」
事「そうだ。
あまり人が立ち入っていないところなどは、
また異なるものがある。
そこには、山自体のありのまま自然の姿があり、
そこで感じるものは人それぞれじゃ。
普段、触れないものであればあるほど、新鮮であり、
普段、磨かれていない感覚、アンテナもそこでは磨かれる。
そこから生まれる人の心の変化は
様々じゃろうな?
山が語りかけるのではない。
山は存在するだけ。
人はそこから感じ取り、解釈をするのだ。」
私「本日はどうもありがとうございました。」
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